2015年9月24日木曜日

第83巻 常総市へ災害復興支援ボランティアに行ってまいりました。

秋風感じるこのごろですが如何お過ごしでしょうか

総務広報委員会副委員長の林嵜です。


さてタイトル。


先日、茨城県は常総市まで、件の河川決壊における災害復興支援の為
ボランティア活動に行ってまいりました。

・都築理事長
・山本専務理事
・稲岡副理事長
・清水君
・私、林嵜


メンバーは上記5人。



谷和原インターチェンジを降り、少し走るとすぐに水害の爪痕が確認できます。
結構な勢いで流れてきたのか、ガードレールが一定方向に傾いていたり
店舗の外壁に水位の跡があったり。。。






現地ではこういったシールを作成し、正規のボランティアか否かが確認できる様になっています。


これだけの数のスコップでもまだまだ足りません。



受付をしています。ここで受け付けて派遣先が決まります。
今回我々が派遣されたのは、決壊現場からほど近い場所。
家屋の直接被害は少なく見受けられましたが、床上浸水した場合は
畳やカーペットを取り除く必要があります。

また庭先には土砂が堆積し、下水も溢れた為菌の繁殖もあるので、町全体に白い
粉末状の薬が撒かれています。
庭先も同様に。




畑です。 かなりの土砂が堆積しております。
他の場所ではゴミが作物に絡んだりしていました。



稲岡副理事長も作業着を着用
作業前まだ楽勝な雰囲気。
後ろの道路は、普段は砂利敷きの様ですが、この時は半分乾燥した粘土状でした。



土砂が乾燥し粉塵となって舞う為、重作業中でもマスクは外せません。
従って余計に体力を消耗します。
私も顔をつくれるくらい楽勝な雰囲気。

決してふざけている訳ではありません。
我々ボランティアが悲壮感を漂わしてはいけないのです。
積極的に家の人たちと会話をし、明るい雰囲気で作業にあたる様にします。
だから作業中も笑えれば大いに笑います。

でも作業自体は正直キツイです。
体積した土砂を除去し、土嚢袋にいれ搬出
コレを数百個やりました。

また、水がばっちり染込んだ畳の搬出は、滑る・重いと男手数人でも大変な作業
当日は暑かったので、夏の部活を思い出しました。




今回派遣された家屋の方々からの差し入れです。
当日は気温30度を越えていた為、汗も出ます。
その身体に味噌汁は効きました


さらに梅干が!
途中、お菓子や冷えた梨の差し入れなどを頂き、とても暖かい気持ちに
なり、さらに作業に力が入りました。


立ち木に絡むゴミ。
高さは1メートル強
ここまで水位が上がったと言う事


ここは畑です。
濁流が渦を巻いたりして、土壌ごとさらってしまうとこうなるそうです。



線路
枕木が浮いてしまっていて、まだ復旧できません



数件分の土砂
土嚢袋に入れて処理します。


瓦礫です。
ここだけではありません




生垣の色が違います。
これが濁流の水位。



堤防が決壊した場所のすぐ近く。
基礎部分が流され、かなり道路部分より沈んでしまっています。


先にある電柱の傾きに注目
画像の左側が決壊した堤防で、川の流れは右に行きました。
例のへーベルハウスはこの画像の少し先の右側
一番濁流がひどがった場所です。




 同じエリアを担当した春日部JC・平塚JCのメンバーと
集合写真はいかがなものかと思っていたら、被災した家の方々の方から
「一緒に写真を!」と言ってもらえた一枚。



少し走るだけで積もる粉塵



ここを以前の様に電車が走るのはいつになるのか・・・




写真で現地を感じて頂き、
遠くとも同じ空の下、同じ言葉を使う同じ民族が、何かしらの不自由を強いられています。
報道されなくなったら復興したというわけではありません。

作業が終わり、撤収の際には派遣先のご家族から「ありがとう」と言われました。
我々も口々に「ありがとうございました」と言いました。
なんとなく違和感を感じました。「何に対してのありがとうなのかな?」と
でも作業にあたり、派遣先の家の方々が我々に感謝をしてくれる事で、人の温かさを感じられた。
コレにたいする「ありがとう」であり「頑張って!」という気持ちも篭っていることでしょう。


頑張れ常総!









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