2015年3月6日金曜日

「握手」

「握手」



握手(あくしゅ)とは、を用いた挨拶の行動の一つ。
二人の人が出会った時や別れ際に、お互いのを軽く握りあう動作。互いの手を前方斜め下に向けて伸ばし、掌を合わせて互いの手の甲を握り込むようにする。さらにそれを上下に揺さぶることも多い。
Wikipediaより。

さて、私が青年会議所に入会してからもう何度この握手をした事だろうか。
時に側から見たら、大勢の大人が握手を繰り返している様は、少し異様に映るやも知れない。

「どうも!こんにちは!」
とヒョイと手を小さくあげる様な挨拶と比べたら、なにやら親しげだ。
私は少し前まで仕事の場面でこの「握手」を使う時があった

あえて。
そう、あえてある場面で。

不動産販売を生業としていた時、物件契約となる前に「買付(かいつけ)」といって、購入申込みを貰うわけだが、ここがお客様には一番のストレスポイントとなる。

・契約する物件を決める
・契約日程を決める
・ローン額を決める

要するに今まで悩んだそれらを決する時だからだ。

実は売手側もこの時が一番緊張するものだ。


なぜならば、実際にはこの買付ではなく、その後正式に手付金を預かる「契約」が終わらないと、まだ買ったことにはならない。
要するにまだ予約であり「やっぱや〜めた!」が通用するのだ。
だからこの買付時が商談の最大のヤマとなり、それ如何によっては本契約までに、いとも簡単に破談となってしまう。

ここでいかにお客様との関係性を盤石なものとするかが、契約までに「やっぱや〜めた」を無くす鍵となる。
数年前にある先輩から教えられたのが、この「買付」を頂いた時点での握手だ。

そこには
「ありがとうございます」
「これからもよろしくね」
「まかせます」
「まかせて下さい」
いろいろな意味が混ざりあって、お互いの信頼感を高める効果があるのか、これまでに「握手」をした買付は当然破談になった事はない。

では誰にでも握手をすれば商談はすべて成立するのか?というとそれはまた別。
これまでの商談の経緯や、お客様特性による。

何れにしてもこの「握手」
欧米では挨拶として当たり前のこの行為も、日本人には少し照れくさい感じがする。
しかし普通の挨拶と比べ、触れ合う事で人と人との距離感を縮める効果があるといえる、素晴らしい挨拶手法ではないかと、あらためて青年会議所に入会してから思ったものだ。

青年会議所では常日頃メンバー同士、握手を伴った挨拶で自然と互いの絆を紡ぎ合っていると言える。
Big smile for the future! Chigasaki is the big family!
(林嵜)


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